オーバーホールの続き。
ひたすら洗うとにかく洗う、そして磨く。この作業に実質一日かかります。この作業をしっかりすれば完成したらムフフな自転車に変身します。
写真を撮っていませんがリヤブレーキキャリパーはかなり動きがしぶかったので全バラシして清掃給油しています。そしてこのバイクにはインラインレバー(補助ブレーキレバー)が取り付けてありそれが少し悪さをするのでバラシついでにスプリングテンションが少し上がるようにしました。これでシャキッとしたワイヤリングになりました。
フレームも綺麗にしますよ。
ホイールもリムの清掃とハブのオーバーホール、そして振れ取り。
ピンボケだ。
少しえぐれたバリのある傷
これがこうなります。
えぐれた部分は消せませんがバリは綺麗に取れました。
ブレーキ面もきれいさっぱり。
ベアリングの玉当たり調整中。
フリーの状態で当たり調整をしても9mmのスチールシャフトはフレームに取り付けてクイックを締め付けるとたわんでしまい回転がしぶくなってしまいます。マヴィックやカンパニョーロ、フルクラムの一部のホイールはフレームに取り付けた状態で当たり調整ができるので便利ですが、このホイールではそれができません。フレームに付けたり外したりをするために何回も立ったり座ったりを繰り返すのは歳と共に大変になってきたので当店ではフレームに取り付けた状態を手元で仮に作り出せるようにして調整しています。
そして完成組みあがったのがこちら
サドルとピラーが無いのはお客様が忘れてこられたためで立ち漕ぎ専用という訳ではございません。
他の作業を一切やらずにオーバーホールだけに集中して進めたら二日間で出来ると思います。ただどうしても他の作業と並行して進めていくことになってしまいますので今回は作業開始から4日間かかりました。
N様、お待たせいたしまして申し訳ございません。